PS Suite SDK(OBT)導入〜PS Vita実機動作確認まで
発売日に購入したけど3Gの初期不良でPSクリニック行きにしていろいろげんなりして……、
戻ってきてから起動することもなかったVitaがようやくアップをはじめました。
リトバスは買ってあるよ!
必要なハードウェア
・PlayStation VITA
3G版つかってます。もうそろそろ半年たつから通信できなくなるけど。
・VITA専用メモリー
16GB使ってます。
・WindowsPC
Mac版がないので仕方なく。C2Q世代のハード+Windows7で試しました。
OpenGL2.0以上のグラフィックスカードとのことなのでほとんどの方はOKでしょう。
・VITAとPCをつなぐUSBケーブル
VITAについてるやつ。
以上。
シミュレーターだけならWindowsマシンがあればいけます。
必要なソフトウェア
・PC側
Developer Program for PlayStation®Suite (Open Beta)
http://www.playstation.com/pss/developer/index_j.html
へ行ってSDKを落とす。
インストラーに従って、OKを何回かおす。
特に躓くことはないです。
Xperiaは持ってないのでわかりませんがVitaのドライバなども自動でいいようにしてくれます。
SDKのなかにPlayStation Suite Studio(PssStudio)という統合開発環境もついてるのでVisualStudioなくてもいけます。
Monodevelop的なものがついてるので、エディタもなくてもいけるけどお好みにあわせて。
VisualStudioをいれてると連携するための何かがあるかもしれない(未確認)
・Vita側
PlayStation®Suite Development Assistant
上記URLをVitaから開くと、PlayStationStoreに飛ばされてインストールできるようになる。
こちらのアプリが、デプロイ先になるようだ。
まだPCとつなげないで起動すると空のリストのランチャーみたいなのが起動する。
デプロイするとこちらのアプリ内にアプリが追加される仕様らしい。
また、ネットワークでの認証をしているみたいなのでWifi環境下でないと開発できない
一度認証すると24時間ほど再認証はしないとのことです。
このあたりの詳しい情報はSDKのなかのマニュアルに日本語でも書いてある。
普通にインストールすると
C:/Users/Public/Documents/Pss/doc/ja/index.html
にあるのでここから情報をたどっていくとよい。
ネット上にもあると便利なのだが(Macで見たい
(XPだとDocuments and settings\All Usersとかそういう場所だと思います。
PS Suite SDK→関連ページ→PlayStation®Vitaで実行するための設定
で動作確認方法がわかります。
とりあえずどんなの作れるの?を確認するサンプル
フォルダ名をみればだいたいなんのサンプルかわかるけど、
C:/Users/Public/Documents/Pss/doc/ja/sample_list_ja.html
に行けばリストがあります。
DemoパッケージやGameEngine2Dあたりがわかりやすくサンプルゲームとなっています。
Demoパッケージ内のゲームは3Dゲーム中心のデモです。
ソースコードまで読んでみるのはちょっとヘビーそうな内容です。
2D限定であればGameEngine2DのDemoを見てみるのが良さそうです。
タッチを利用したパズルゲームと、物理ボタンを利用したサイドスクロールアクションがあります。
ファイル→開くから.slnを開いてF5を押せばビルド&実行です。
デフォルトではPC上のシミュレータになっているので
・ウィンドウの上のほうのPlayStation Suite SimulatorとなっているリストボックスからPS Vita(番号)となっているのを選ぶ。
・Vita側でDevelopment Assistantを起動する
・F5
でアプリをインストール&実行となるようです。
すっごい簡単。
しかし、このアプリ落としてランチャーに戻る方法がわかりません。
Homeに戻って終了?わかったら追記する。
しかしこの2Dのアクションゲーム、サンプルゲームなのに処理落ちしていて少し心配。
(敵の死亡エフェクトで大量のパーティクル出しているときにVita実機で処理落ち)
GameEngine2D
GameEngine2D
http://www.playstation.com/pss/developer/2012GDC-PSSuiteOverview.pdf
•Basic functionality needed to create simple 2D games
•Sprite system, scene graph, scheduler, actions
•API is conceptually similar to Cocos2D (http://www.cocos2d-iphone.org/)
•Source code is provided
GameEngine2Dは2Dゲームに必要な基本機能を備えたエンジンとなっているそうです。
cocos2dによく似た設計となっているそうですので、cocos2dの経験がある方はとっつきやすいかもしれません。
すごいざっくりとDirector > Scene > Layer > Sprite というような構造だったと思います。
うろ覚えですみません。
3Dのほうも動かしてみた
シューティングゲームと、アクションRPG風のサンプルを動かしてみた。
5個ぐらいあったので全部はまだ見てないっす。
動作速度等は特に問題なく、30fps(60ではないのね。
表示はどれもシンプルなもので、3Dに関しては整備された描画エンジンまでは用意してないみたい。
Unityほど簡単に、というわけにはいかない。
あくまで開発環境であって、UnityやUnrealのような高度なエディターとセットになっているわけではないです。
プログラム書かずにモデルが表示できる、ということもないです。
突然VitaがPCから認識されなくなった!
とかなんとか色々サンプル動かしたりを最初はスムーズにいけてたのに
突然認識しなくなった
・USBポート差し替え
・PC再起動
・Vita再起動
→ぐぬぬ
1時間ほど悩んでたらVita側のコネクタ差込口が逆でした。
抜き差ししたときに逆にさしちゃったみたい
しかし逆でも刺さっちゃうのは、問題ないのではないかと。
と、かなりくだらない箇所で悩んだりもしました。
サンプル動かした雑感
とりあえずサンプルをざっと動かしたくらいですが
昔PSPのHomebrewができたときのわくわく感を思い出しました。
思い出しただけでiPhoneやAndroidで誰でもアプリが作れてしまう昨今なのでインパクトは大きくはありませんが、個人が発売して半年も経たない最新ゲーム機で開発できるのはなかなかに魅力的だと思います(XNAもありましたが……。
スマホにない魅力という点ではやはり物理ボタンですね。
アクションゲームなどは2Dのも3Dのも仮想ボタンのiPhoneより圧倒的に操作性がイケてます。
中学生くらいの頃にこんなおもちゃほしかったなー。
PIECE Official WebPage http://aquaplus.jp/piece/spec.html
開発して遊べる携帯ゲーム機といえばAQUAPLUSのこんなのもあったね。