FlashCS5のPackager for iPhoneを使ってみる

あっさり出来たので特に記すこともないけども、FlashCS5の体験版でAdobeの宣言どおり機能自体は削除されてなかったのでやってみました。

Flash CS5の新規作成にて

iPhone OS用のテンプレートがあったのでそれを使用。
初期設定では320x480の24fpsでした。
この先はいつものFlash制作と変わらないようです。
とりあえずスクリプトは書かずに静的テキストなんぞをおいておきました。

Flash CS5の設定

Windows/MacOSどちらでも開発可能のようです。

File→iPhone OS Setting

Deploymentタブ
iPhone digital signature
Certificate
MacのKeychainから書き出した.p12ファイルとその開錠に使うPassword
(最初にiPhone Developer登録のときに作ったPrivate Key。
複数台のMacで開発時にも使うあの証明書)

Provisioning profile
通常のiPhoneアプリ開発時にも使うアレをPortalから用意しておきます
〜.mobileprovision
App ID
*じゃなければなんでもOKぽいです

Publishボタンでswfやipaが書き出される。
通常のswfのPublishと違って大分時間がかかります。3分間くらい待ちます。

ipaファイルを実機へ転送して確認する

ipaファイルをそのままiTunesで同期できるらしいですが、
手順が若干面倒なので簡略化する便利なソフトがありました
PickupAppFromIpaPayload - CS5のiPhoneアプリ開発で実機確認を便利に Kawanet Blog II/ウェブリブログ
ipaからappファイルを抜いてXcodeのオーガナイザから転送できるようにするようです。

Devicesの使用デバイスに、Publish時に指定したProvisioning Profileがインストールされていることを確認してApplicationsに.appをD&D(or+ボタンでBrowseする)

WindowsではなくMacXcodeを使う場合です。
Windowsの場合、iTunesからいけるかもしれませんが最初に.mobileprovisionをインストールするのにXcodeが必要かもしれません。)

実際のところどうなのか

ipaの書き出しに時間がかかるので実機検証するのが少し面倒です。
PC上ではサクサク動いても転送したら処理落ちしてるなんてことはよくありそうです。
(逆にiPhoneSDK付属のシミュレータのようにMac上では遅いけどもiPhone上では速くなる、みたいなことはあまりなさそうです)
iPhone上でどんなコードを書いたら重くなるのか、どんな機能を使えば軽量化できるのかネット上にノウハウが蓄積すればActionScriptによるiPhoneアプリ開発は現実的に思えましたが。ぐぐってもニュース記事はいっぱいヒットするのに実際やってみた人(やってみたい人)がまだあまりいない上にApple的に審査通さないし、Adobeは機能のサポートを継続しないといってるので、どうしたものかなと